Interview 移住歴3か月。おばあちゃん家のような温かさと、ハワイのような開放感があるまち。

茅ヶ崎市東海岸南在住 前田 守重(まえだ・もりしげ)さん 前田 千草さん(まえだ・ちぐさ)さん

夫婦ともに大阪府出身。長い東京での生活に区切りをつけ、ハワイに4か月ほど滞在。帰国後、㈱ゴルフダイジェスト・オンラインに就職し、現在は共に「茅ヶ崎ゴルフ倶楽部」勤務。大好きなゴルフに携わる仕事をしながら、茅ヶ崎での暮らしをスタート。

ハワイに移住…のはずが茅ヶ崎へ。予期せぬ新しい人生が始まった。

日に焼けた肌と爽やかな笑顔が印象的な前田さんご夫妻。まるでずっと茅ヶ崎で暮らしているかのような雰囲気に見えるが、実はおふたりは茅ヶ崎に移住してまだ3か月。ご夫婦でゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)に勤務し、GDOが運営する「茅ヶ崎ゴルフ倶楽部」で働いている。

さかのぼること1年前、ふたりはハワイにいた。守重さんは30年間勤めていたレコード会社を、千草さんは13年間働いたGDOを退職し、ハワイで新しい事業を起こす準備をし、ハワイ移住を予定していたのだ。

「約4か月、ハワイに住んでいたのですが想定外のことがたくさん起きてしまい、少し考え直そうと日本に戻ってきました。家も車もすべて引き払ってハワイに行ったので、帰国後は都内でマンスリーマンション暮らし。30年間のサラリーマン時代には考えられない不安定な生活でしたが、どこか楽しくて。そのとき何かが吹っ切れたんです。人生、なんとかなると腹をくくりました」と守重さん。

「帰国後、元の職場であるGDOが茅ヶ崎で新しいプロジェクトをスタートさせるとのことで、プロジェクトメンバーとして私だけでなく、夫も声をかけていただき、茅ヶ崎での生活がスタートしました」

「さまざまな都市に滞在した経験があるからこそ、茅ヶ崎のよさにハマりました」

長く続いた東京での生活に区切りをつけてハワイへ行き、帰国後はまったくの新しい土地でスタート。海岸からもすぐの場所に住むふたりにここはどんなふうに映ったのだろう。
「どこかハワイに似ているんですよね。空とか風の感じかな」と守重さん。
「それすごくわかる。ハワイも中心地以外は高い建物があまりなくて、空がとても広いんですよ。海の香りが漂う中で見上げる空の広さがなんとなく似てるんですよね」と千草さん。
「あと、小さい頃夏休みに行った田舎のおばあちゃん家のような雰囲気もあるよね。ほっとする安心感とみんなオープンな空気感」

守重さんは、これまでたくさんの経験をしたからこそ、今、茅ヶ崎にしっくりきているのだと言う。「僕らはふたりとも大阪出身で、そこから拠点を東京に移し、サラリーマン時代は出張も多くて全国の地方都市にも行きました。都会での滞在経験が多くあったからこそ、今ゆったりとした茅ヶ崎にハマった気がする。あと、茅ヶ崎に来る直前がハワイだったのもスムーズになじめた要因かもしれない。すべての段階を踏んで、茅ヶ崎にたどり着いた気がします」

就寝22時、鳥の声で目覚める朝。移住してから生活リズムが一変。

ふたりの朝は早い。毎日5時30分には起床し仕事場へ。「鳥の声で目覚めるんですよ。東京にいるときには考えられなかったな」と守重さん。「毎日深夜まで仕事して、飲みに行って、家には寝に帰るだけの生活でしたから。今は夜10時には眠たくなりますね。もう夜の新橋を思い出せないぐらい(笑)、健康的な生活です」としみじみ。
「平日、早い日には17時に帰れるので、ふたりで近くの海まで散歩したり、買い物に行ったり。帰宅してからの時間が長く、充実しているのもうれしい。私、もう満員電車は乗れないかも…(笑)」と千草さん。すかさず「俺も」と守重さん。

守重さんは街歩きが趣味だと言う。「おしゃれな雰囲気のある鉄砲道や海へと向かう雄三通りをのんびりと歩いているだけで楽しい。時々、部活帰りの学生さんたちとすれ違ったりしてね。そうそう、茅ヶ崎は、子どもの声が元気だと感じます。若者が元気なまちはいいですね、こちらまで明るい気持ちになります」

70代、80代で悠々とラウンドするお客様の姿に感動。「私もあんなふうになりたい!」

今は自転車移動がメインのおふたり。菱沼海岸の海沿いにある「茅ヶ崎ゴルフ倶楽部」までは、家から自転車で5分だ。「この年齢でこんなに自転車に乗る日が来るとは。日差しの強いまちで、日焼けする人生が待ってるとは思いませんでした(笑)」と守重さん。

ふたりが勤務する「茅ヶ崎ゴルフ倶楽部」は、日本では珍しくカジュアルにゴルフを楽しめる場所としても注目されている。
「ここは9ホールをワンラウンドとしてプレーすることもできるので、ご年配の方も無理なく楽しんでいただけます。服装もドレスコードはなく、Tシャツ、短パン、ビーサンでもOKなんですよ。最初はこのスタイルに抵抗があるとのお声もありましたが、最近では少しずつ定着してきて、サーフィン帰りにふらっと立ち寄ってくれる方や朝のオンライン会議前にプレーしていくお客様など、それぞれのライフスタイルに合わせた使い方をしていただけています。また今後は、地域に密着したイベントも企画しています」と千草さん。

千草さんはここで、将来の自分がなりたい理想像を見つけることができたと言う。「お客様の中には地元茅ヶ崎に住んでいる70代、80代の女性も多くいるのですが、彼女たちがすっごく楽しそうにプレーしているんですよ。その悠々とした素敵な姿を見ていると、私もいつかこんなふうになりたい!と憧れます」

個性的で自分らしく生きている人が多いまち。

茅ヶ崎のカルチャーに驚いたりしながらも、少しずつここが「自分のまち」になってきているおふたり。最後にこれからのことを聞いてみた。
「まだ移住歴3か月なので、地元の方との交流もこれから。いろいろな世代の人と仲良くなれたらと思います」と千草さん。
「そうだね、茅ヶ崎は個性的で、自分らしく生きている人が多い印象だから、そんな人と知り合えたら嬉しい。これから車を購入して行動範囲が広がったらまた新しい発見もありそうで楽しみです」

Information:
茅ヶ崎ゴルフ倶楽部
https://chigasaki.golfdigest.co.jp/